
\ 愛玩動物看護師養成所として指定されました!!/
2019年6月に制定された愛玩動物看護師法により、新たな国家資格「愛玩動物看護師」が誕生しました。愛玩動物看護師国家試験に合格し、登録を行うことで、愛玩動物看護師になることができます。令和5年(2023年)2月19日に第1回目の試験が実施されました。
犬・猫等の愛玩動物は、今日、多くの家庭において、家族の一員としてかけがえのない存在となっています。このような中、愛玩動物の飼い主が求める獣医療の内容が高度化、多様化するとともに、生活環境や人の健康への被害防止等の観点から、しつけ等飼い主に求められるものも大きくなっています。これらの諸課題に適切に対応していくために、2019年6月に制定された法律が「愛玩動物看護師法」です。

\ Point 1 /

「愛玩動物看護師」=動物看護師を国家資格とする法律です
国家資格化になる前まで(令和4年(2022年))は民間資格である「動物看護師統一認定試験」を受験。本校は令和4年9月22日付けで、京都府より愛玩動物看護師法(令和元年法律第50号)第31条第2号に規定する、愛玩動物看護師養成所に指定されました。
\ Point 2 /

愛玩動物看護師は、
どのような業務を行うのか
国家資格を有すると業務範囲が今まで以上に広がります。
(例)愛玩動物の診療の補助 獣医師の指示の下に行う採血、投薬(経口など)、マイクロチップ挿入、カテーテルによる採尿など
これまで獣医師しか行えなかった動物診療行為のうち、上記のような一部の行為は獣医師の指示の下で行えるようになると想定されています。なお、業務のうち、診療の補助は愛玩動物看護師の資格を有する者のみ(獣医師を除く)が行うことができる独占業務となっています。
※独占業務とは→その業務が資格を持っている人のみにしか行えないこと。
\ Point 3 /

愛玩動物看護師に
なるには!
受験資格を取得できる指定養成所への進学が近道です。
国家試験の受験資格は、法律で定められた愛玩動物看護師養成所にて3年以上の定められた教育を受ける必要があります。
本校は養成所に指定されており、国家資格対応のカリキュラムを修了することで、国家試験にチャレンジすることができます。
【 詳細は下記、農林水産省、環境省のホームページをご覧ください。 】
動物業界で戦力となる知識や技術を身につけ
「信頼」される愛玩動物看護師なる

1年次YIC KYOTO PET
現場で活躍した獣医師・動物看護師が担当する授業で、動物業界で戦力となる知識や技術を身につけ、動物にも飼い主さんにも信頼される愛玩動物看護師を目指します。YIC京都の動物看護科では、最新の設備や器具を完備。現場で使用する頻度も高いので、しっかり使い方を覚えられる絶好の機会です。小動物を学校で飼育しているため、エキゾチックアニマルもしっかり学べます。動物看護士に必要な接遇や飼養に関する資格取得にも挑戦できます。6月には、動物園を訪問したり、楽しく現場を学べる宿泊研修もあります。


2年次・3年次YIC KYOTO PET
愛玩動物看護師になるにあたり、必要なカリキュラムを、ただ“受ける”だけではなく、本物を“みる”・やって“みる”授業を導入・展開。必要な知識や心構えも身につけられ、現場で実践的なスキルも学べます。また、愛玩動物看護師に求められる健全な心と体、考え方や価値観にも柔軟性も養っていきます。授業では、実際に現場で働きながら、その動物病院の院長先生に態度等を評価してもらい、実習前には「どんな実習にしたいか」明確に目標設定をして、実習に臨み、実習後に目標達成ができたかどうかを判断するという事前事後学習も徹底しています。3年次は、現場で一定期間、実務を体験することで、業界で必要な知識とスキルを把握。就職までに体得するべきものを、心の持ちようも含めて理解する貴重な機会です。この体験は志望職種に対する適性を見極める絶好の機会となり、就職活動に向けての動機づけになります。

即戦力の愛玩動物看護師として現場デビュー!

就職後( 社会人1年目 )
常に何ができるかを考えて行動
「信頼」される愛玩動物看護師に
3年次に現場で一定期間、実務を体験することで、業界で必要な知識とスキルを把握でき、就職までに体得するべきものを、心の持ちようも含めて理解する貴重な機会を体験できています。志望職種に対する適性を見極める絶好の機会となり、就職活動に向けての動機づけになっています。診察補助や麻酔管理、入院動物のケアなどを行い、獣医師やスタッフとYIC京都で身に着けたコミュニケーション能力で連携を図りながら、人や動物を笑顔にしていく信頼を得た愛玩動物看護師となっています。「キャリアサポート室」のスタッフが人を開拓、受験対策をアドバイス。卒業後10年間は就職をサポートする体制を整えています。
\ YICの授業はココが違う! /
グループワークが豊富!

「相手の立場に立つ」ために、まずは相手を「知る」ことが重要!相手の考え方や価値観を共有して、それを認め合えるようになる。また、自分たちで授業内容について考えることで、より認識が深くなる!
就職先での活躍を見据えた授業

「この知識、どこで使うの?」そんな疑問が生まれないよう、この授業の知識は、どういうときに必要なのか。なぜこの勉強をするのかを明確に伝えながら授業を進めます。
もちろん授業内でも「相手の立場を考えて行動する」をテーマに授業を行います。
地域と連携した実習!

京都動物愛護センターでの「ボランティア活動」はもちろん、獣医師会と連携した「動物臨床実習」を通して、本物を“みる”ことを意識した授業展開。
国家資格
愛玩動物看護師養成所
愛玩動物看護師国家試験の
受験資格となるコアカリキュラムを導入!
定められたコアカリキュラム(必修科目)1,800時間と本校の特色ある動物看護に関する授業科目840時間を組み合わせた2,640時間の授業を導入。
動物看護科で3年間学ぶことにより、愛玩動物看護師国家試験の受験資格を得ることができます。

コアカリキュラム1,800時間
国が定めた愛玩動物看護師に必要となる能力を養成するための科目です。
必修科目として、5分野31科目が設定されています。
基礎動物学
生命倫理・動物福祉
動物形態機能学
動物繁殖学
動物行動学
動物栄養学
比較動物学
動物看護関連法規
動物愛護・適正飼養関連法規
基礎動物看護学
動物看護学概論
動物病理学
動物薬理学
動物感染症学
公衆衛生学
臨床動物看護学
動物内科看護学
動物外科看護学
動物臨床看護学総論
動物臨床看護学各論
動物臨床検査学
動物医療コミュニケーション
愛護・適正飼養学
愛玩動物学
人と動物の関係学
適正飼養指導論
動物生活環境学
ペット関連産業概論
実習
動物形態機能学実習
動物内科看護学実習
動物臨床検査学実習
動物外科看護学実習
動物臨床看護学実習
動物愛護・適正飼養実習
動物看護総合実習

動物形態機能学
動物の生命維持の仕組みを形態学、機能学、生化学の面から学び、生命体としての動物を細胞、組織、臓器レベルの各階層で理解するとともに、病的変化について学びます。

動物外科看護学
麻酔モニターの見方や手術器具の名称・用途、手指消毒など、手術に関連する業務について学びます。

動物内科看護学実習
「動物内科看護学」で勉強した「注射器や聴診器の使い方」「動物の保定の仕方」「超音波検査やX線検査の読影」などの内容を、実践する実習授業です。

動物外科看護学実習
「動物外科看護学」で勉強した「手術手袋の装着方法」や「手術器具の準備」、心肺蘇生などの「救急救命」を行う実習授業。動物病院での勤務を想定した授業展開をしています。

動物臨床検査学実習
便、尿、血液、細胞などの臨床検査について学びます。

動物形態機能学実習
動物の生命維持の仕組みを形態学、機能学、生化学の面から学び、生命体としての動物を細胞、組織、臓器レベルの各階層で理解するとともに、病的変化について学びます。
YICオリジナルカリキュラム
動物看護のスキルを身につけながら、
「こころ」も学べる多彩な授業!
必要な知識や心構えも身につけられるYIC京都の授業。現場で実践的なスキルも学べます。
愛玩動物看護師に求められるのは、知識や技術だけではありません。
大切なのは健全な心と体、考え方や価値観にも柔軟性が必要です。

講義&実習
キャリアデザインⅠ
キャリアデザインⅡ
キャリアデザインⅢ
ボランティア活動Ⅰ
ボランティア活動Ⅱ
損害保険学
基本IT技術Ⅰ
基本IT技術Ⅱ
イベントプロデュース
社会常識
ビジネス文章力Ⅰ
コミュニケーション学
プレゼンテーション学
環境整備
動物飼育実習Ⅰ
動物飼育実習Ⅱ
動物飼育実習Ⅲ
ドッグトレーニング実習Ⅰ
ドッグトレーニング実習Ⅱ
トータルケア実習Ⅰ
トータルケア実習Ⅱ
愛玩動物看護師試験対策Ⅰ
愛玩動物看護師試験対策Ⅱ

動物飼育実習
うさぎやハムスターなどの小動物と
触れ合って飼育を学ぶ。
うさぎやハムスター、フェレット、エキゾチックアニマルなどのさまざまな小動物を実際に飼育する実習です。学生が小動物の世話を担当し、給餌や水の交換、ケージの清掃などを行っています。実際に小動物と触れ合い、特徴や生態を観察することで、それぞれの小動物への理解が深まるとともに、生き物への親しみや責任感も増します。多くの学生が、この実習を楽しみにしています。
コミュニケーション能力、指導力、チームワークを鍛えるために、3年生と1年生が合同で実習を行うことも!

愛玩動物看護師試験対策
愛玩動物看護師国家試験合格に向けて
万全の対策をとります。
愛玩動物看護師国家試験に向けて、問題を解きながら、自分の弱点や傾向を分析。
万全の対策を講じ、試験合格を目指します。

プレゼンテーション学
愛玩動物看護師が国家資格になり、
その業務内容に「適正飼養指導」が含まれます。
正しい飼育方法を飼い主さんに指導するにあたり、「わかりやすい説明=プレゼンテーション能力」が必要です。
この授業では「わかりやすい説明の仕方」を勉強し、実際に学生たちが前に立ってプレゼンテーションを実施する授業です。

ボランティア活動
1頭でも救える命を増やすために。
「こころ」で学ぶ、動物愛護の精神。
京都動物愛護センターが実施している子猫の一時預かりボランティアに、授業の一環として参加。1頭でも多くの猫を助けるために、約1ヵ月齢の子猫を一時的に預かり、目の行き届いたお世話をします。資格取得のための知識を頭で理解するだけでなく、こうした活動を通じて「こころ」で理解することで初めて、動物愛護の精神は育まれると考えています。

キャリアデザイン
目指す就職を明確にし、
実現する方法を学ぶ。
社会人になるために必要な「相手の立場に立って考える」とはどういうことなのかを、グループワークなどを通して考察します。また就職活動を行うにあたって、自分が“就職先に求めること”が何かを明確にし、それをどう調べればいいのか、求人票や実際の動物病院見学でどこを見るべきかを学んでいきます。

ドッグトレーニング実習
座学で学んだことを実際に体験して
身につけていく。
「適正飼養指導」の中には「しつけ」も含まれます。本校では、「動物行動学」を学んだ上で、実際にトレーニングを行ってみるという「体験する」を意識した実習を行います。

トータルケア実習
洗浄目的だけでないシャンプー実習で
総合的な治療につなげる。
皮膚の治療では内科治療とシャンプーを行って皮膚をきれいにすることで治療効果を高めるという方法があります。本校では、治療の一環という認識のもとシャンプー実習を行いますが、さらに血液検査や身体検査なども行い、できる限り総合的な実習を行います。
京都市・滋賀県 獣医師会員病院での現場実習
公益社団法人 京都市・滋賀県獣医師会の会員病院と連携し、総合実習を行っています。
カリキュラムに沿った内容はもちろん、現場でさまざまな事例を踏まえた指導を行っていただいています。
院内では手術の準備や調剤など病院業務を学びます。
現場で活躍されている動物看護師の仕事ぶりをしっかりと観察させていただきながら、ご指導いただいています。


めぐむ動物病院
失敗を糧に、信頼される動物看護師になりたい。
実際の現場では慣れるまでに時間がかかりましたが、柔軟力が鍛えられたと共にもっと経験や努力を重ねて行かなければいけないと感じました。また、空き時間には、院長先生からマイクロチップや駆除薬、寄生虫についてなど興味深いお話をたくさん教えていただき、さらに知識を深めることができました。
中野 さん京都府 東宇治高校出身


さわべ動物病院
細かな観察が大きな学びになりました。
学校では経験できない、検査や手術の見学、実際の飼い主さんとのコミュニケーション、保定の仕方などたくさんの学びがあり、とても充実した6日間でした。一方で自分の基礎や技術に課題を見つけることもできました。この気づきを活かして、残りの学生生活で克服できるように努力したいと思います。
直良 さん島根県 出雲北陵高校出身
WORK将来の仕事
■ 愛玩動物看護師
■ ペットショップフロアスタッフ
■ ブリーダー など
LICENSE目指す検定・資格
■ 愛玩動物看護師
■ 愛玩動物飼養管理士1・2級
■ サービス接遇検定
■ アニコム損害保険募集人資格
■ PETS AMERICA認定 ペットファーストエイド
■ アニマルヘルパー (一般社団法人日本ペットサービス研究会認定)
■ 文章検定3級 など
STUDENT’S VOICE
先輩学生の声

看護師として、人として
育ててくださる先生方が本校の魅力。
オープンキャンパスでお会いした先生方の姿勢と熱量に惹かれ、個人面談中も親身になって話を聞いてくださったことで入学を決めました。コミュニケーション力とは何かなど、社会人として必要な力について考える授業もあります。正しい知識をもって動物と接してくれる人を増やしたいと思うため、適正飼養指導ができる看護師になりたいです。
成田 さん
OB&OG VOICE
卒業生の声

もう後悔しない。
動物たちが安心しておうちに帰るために。
昔飼っていた犬が介護が必要になった時に「何もしてあげられなかった、自分にもっと知識があれば」という後悔があり、愛玩動物看護師を目指すようになりました。
学生時代には、7つほどの病院を見学して自分に合った就職先(職場)を見つけました。現在は、診察補助や麻酔管理、入院動物のケアなどを行っています。入院していた動物たちが元気な姿で退院する姿に、とてもやりがいを感じます。今後はどんなオペでも最善のサポートができ、また、飼い主様に信頼され、安心して任せてもらえる愛玩動物看護師を目指していきたいです。
菊地 さんかもがわ動物医療センター
TEACHER’S VOICE
教員の声

動物が好きだから動物を助けたい
その気持ちで学ぼう!
「動物が好き」だからこそ、「動物を助けたい」。そんな思いを持っている人には「動物を“幸せ”にする仕事」である愛玩動物看護師を目指してほしいと思います。ただ、動物を“幸せ”にするにあたって、「自己満足の“幸せ”」ではいけません。自己満足にならないために、動物の生態や習性を考えた飼育の仕方や疾病の知識を学ぶ必要があります。たくさんの知識が必要になります。好きな動物のことを楽しく勉強しましょう!「どんな動物にも愛を」。さまざまな動物たちや不安を覚える飼い主さんのために、考えられる動物看護師を楽しく目指しましょう!
北村 昌樹 先生